純粋なもの

2003年9月3日

昨日教育テレビで「美輪明宏・一番美しいもの」の再放送を見ました。実は以前の放送も見ているので、これで3回目なのですが(笑)、観る度に自分のモチベーションも違うので、その時々によって感じ方が違ったりもするのですよね。
今回見ていて一番心に留まった言葉が、最後の質問で「美輪さんにとって一番大切なものって何ですか?」に対して、「純粋なもの」と答えていらっしゃいました。例えば子供を思う母の愛や、以前天皇陛下が暴漢に襲われそうになったときに、とっさに美智子様が自分の身を盾にしてかばったそのお姿etc、計算や打算のない純度の高いものに心が惹かれるとおっしゃっていました。
確かに人間は生まれたときは誰でも純粋な心と体を持ち合わせていたわけですが、大人になるにつれて、社会の荒波にもまれ、次第に純粋さが失われ、不純なものに支配されがちになっていきます。でも100%純粋な面だけ持っている人やその逆の人っていうのもいないのではないでしょうか。コインの表と裏は両方あって初めて1枚のコインとして成り立つように、人間も光と闇の部分は表裏一体だと思います。
では、どうしたらその闇の部分を少なくすることができるかというと、チャールス・ヘンリー・マッキントッシュの言葉でこういう言葉があります。
「自分の中の悪にさからっても、それを克服することはできません。悪のエネルギーを他の形に変えれば良いのです。
悪の形で現れるエネルギーも、善の形で現れるエネルギーも、エネルギーとしては同じものです。ですから、この二つのエネルギーは変換できるのです。」
つまり、自分の中のネガティブな面もあるということを一端全て認めて、それをプラスのエネルギーに変えていけばいいということではないでしょうか。そうすれば自分の中の魂の純度を高めていけるのかもしれません。魂の純度が高いということは波動の周波数も上がるということですから、さらに人生のステージもワンランクアップできるかもしれませんね。

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