マイナス思考は百害あって一利なし!

2003年7月24日

最近「いのちのイメージトレーニング」(築馬書房/1200円))という本を読みました。この本の著者は田中美津さんといって、都内で鍼灸院を開業している鍼灸師なのですが、しょっぱなから自分が幼児期にセクシャル・アビューズ(性的虐待)を受けていた話から始まり、それをどう克服したかというと”イメージトレーニング”で、そのおかげで今ではそのことに関して感謝できると思えるほど自分自身を変えることができたということです。
”イメージトレーニング”略してイメトレとは、よくスポーツ選手がやってるアレです(笑)。スポーツ選手の場合はうまく行ったときの時のイメージを何度も繰り返してイメージを脳に定着させるために行うのですが、一般人でも全く同じことが活用できます。というのは、脳というのは頭でイメージしたことに関して現実なのか空想なのかというのが区別ができないので、プラス思考やこうなりたいっ!と思えば、それが現実だと思ってしまうものなのですね。だから「地獄極楽は胸三寸」ということわざどおり、いいことも悪いことも、全て自分の想念次第でどうにでもなるということです。よくうちに来られるお客様でも、どうしても悪いことばかり考えてしまう、自分のことが好きになれない・・etcとおっしゃる方もいらっしゃるのですが、はっきりいってマイナス思考は百害あって一利なしです。そう考えるのは言葉は悪いですがご本人の勝手ネのですが、何一ついいことはありません。考えるだけ無駄なのです。そういうことを考えそうになったら、すぐに自覚して思考回路を切り替える訓練をしたり、自分が好きなことや気持ちよかったことなどをわざと思い出すようにするといいかもしれません。もちろんなかなかすぐには切り替えられないかもしれませんが、そのための方法がこの本にも書かれていますし、他にも沢山でています。とにかく何もしないで一人で頭でっかちでくるくる考えるのだけは今すぐやめましょう。また、マイナス思考にはまってる!と思ったら、体を動かして運動するか、図書館にでもいってひたすら本を読みまくるなどして、頭か体のどちらかをマイナス思考から切り離すよう心がけることが大切だと思います。脳というのは複雑なようで単純でもあるので、脳に左右されるのではなく、脳を逆に利用して楽しく生きてやるっ!くらいのポジティブシンキングでβエンドルフィンを大放出しまくりましょう(笑)。脳という名の車のドライバーは他でもないあなたなのですから。。

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