【スゲ細工から大麻糸への祖母から孫への叡智のバトンタッチ】

2017年1月3日

2017年あけましておめでとうございます!
お正月なので昨日、実家へ帰省したところ、母が「あなたが欲しがってた祖母の偉業の年賀切手が出てきたよ」と、いきなり、昭和46年(私が生まれる1年前)のお年玉切手シートを渡されました。
そうそう!
これこそが、私の祖母(以下、クメノさん)が、新潟の平丸の豪雪地帯で、戦前、真冬の村の女たちの仕事として、クメノさんが企画したところ、当時大ブレイクして、TVの取材を受けたり、宮内庁から作り手さんが表彰されたり、海外からオファーを受けた、という伝説の「スゲ細工」が、お正月の年賀切手になったという証拠のモノでした!
平丸のスゲ細工とは、毎年の干支にあわせた動物を、スゲという植物を使用して、新潟の豪雪地帯の冬の女性達の手仕事として創りだした民芸品のこと。
クメノさんが、企画し、村中の女性達に創り方を教えて、
それらを全部買い取って、妙高高原のスキー場に、背中に商品を背負って営業しにいったとのこと。
その結果、村の財政が潤い、一時は、クメノさんの銅像まで建つか建たないかというくらいの勢いだったみたいですが、
クメノさんは、あまりそういうことに興味がなく、
最後の遺品の中にも、たった一つだけのスゲ細工のみをお棺に入れてくれと言い残してこの世を去りました。
なので、私としては、祖母の形見が欲しかったのですが、彼女は自分の分1つのみしか持ってなかったので、とても残念に思ってましたが、なんと、亡くなって3年以上もたって、このタイミングで、いきなり「切手シート」が出てくるとは本当に驚きでした(‘;’)
そして、もっと驚きだったのが、上記の祖母の偉業を聞いたのは、
祖母が亡くなった後のお葬式の夜の親族のお食事会が開催された2013年の時。
実は、すでに、2012年から、上記の話なんて全く知らないで、「麻糸産み後継者養成講座」を初めていたので、
この話を、叔母から初めて聞いたときに、
あまりに、祖母が生前やっていた「スゲ細工」と、
今の私がやっている「麻糸産み後継者養成講座」が、リンクしていて驚きを隠せませんでした!
しかも、祖母も、私も、誰かに教わったり言われたりして始めたわけではありません。
そして、極めつけが、人にやらせて、自分はやらない(爆)というのもそっくりであります(^_-)
血は争えないというのは、本当のことですね(‘;’)
ちなみに、以下のユーチューブでは、今でも、70代以上のおばあちゃんたちによって、継承されているとのこと。
それを聞いて一安心。
私が携わっている「麻糸産み後継者養成講座」も、おととしには「一般社団法人日本古来の大麻を継承する会」を設立し、
今年の春には、いよいよ、よりひめのドキュメンタリー映画「麻てらす」まで、発展するところまでたどり着きました。
いずれは、大麻糸「よりひめ」が、お年玉年賀切手のイラストになったら、祖母を抜けるかも?!
お正月は、やっぱり、家族や先祖と繋がるひと時ですね(^.^)
皆様も、良い御正月をお過ごしくださいませ♡
★ユーチューブにスゲ細工の画像がアップされています
「素朴さあふれる平丸のスゲ細工」

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